顎関節症の症状の一つに顎関節周辺の痛みがあります。開けると痛みが現れる時もありますが、食事などの際に噛む動作によって顎関節に痛みが引き起こされる事があります。今回は、噛んだ時に痛みが現れる原因についてご説明いたします。
噛むと顎が痛い原因
噛んだ時に顎関節に痛みが現れる場合には、大きく三つの原因が考えられます。
筋肉の問題
噛む動作は咀嚼筋によって行う事が出来るため、咀嚼筋に問題が起こった場合には噛む動作で痛みが現れるようになります。筋肉には痛みを感じる侵害受容器が存在しており、咀嚼筋に問題が起こることによって侵害受容器に刺激が起こり痛みが発生することが考えられます。また、痛みが発生したことによって交感神経の興奮が引き起こされると、周辺の筋肉の筋緊張や痛みに対しての閾値が低下することで痛みを感じやすくなる傾向になることも考えられます。
靭帯の損傷による問題
あくびや食事の際の大きな開口、歯科治療での噛み合わせの変化、外からの外力などの問題によって顎関節周辺にある靭帯が損傷されてしまう事があります。この場合には炎症が伴う事が多く、噛んだ時だけでなく口を開ける時や何もしていない時にも顎関節部分に痛みが引き起こされることがあります。
関節円板の問題
顎関節を構成する下顎骨と側頭骨の間には、関節円板と呼ばれるクッションのような組織があります。これ自体には痛みを感じる受容器がないのですが、関節円板を固定してくれている前後の組織には痛みを感じる受容器が存在しています。ですので、関節円板の位置が前方もしくは後方にズレることによって前後についている組織に圧力がかかるようになります。この状況の中噛む動作をすると、圧力が加わることによって痛みが発生してしまうことがあります。
注意点
ただし、噛んだ時の痛みは歯科の問題（虫歯）の可能性も挙げられます。特に奥歯に痛みが現れている時は、顎関節なのか？虫歯の痛みなのか？分かりにくいケースが多々あります。もし虫歯の可能性も考えられる場合には、一度歯科で確認してもらうようにしてください。その可能性が無ければ顎関節を疑い、顎関節症の治療を行っている医療機関を受診するようにしてください。
アイシング
靭帯損傷の場合のように何もしなくても痛みが伴ったり、患部を触って熱感や腫れが認められる場合には冷やすようにしてください。氷や保冷剤・濡らしたタオルで数分間冷やす方法がオススメです。痛みが強い場合には、アイシングを１～２時間程度時間をあけながら行うとより効果的です。
当院では、顎関節症に対して鍼灸治療・整体療法を症状に合わせて選択し治療を行っております。
初回の問診時に今現在の状態を把握し、今の顎関節の状況や今後の治療方針の説明を行います。痛みが強い場合や筋肉性の問題が含まれている場合には鍼灸治療、関節性の問題が強い場合には整体療法を選択することが多いです。どちらも強い痛みを伴わない治療法です。当院で治療を担当するスタッフは、医療系国家資格を保持し治療経験１０年以上のスタッフです。ご安心ください。
当院は、国連機関WHF（World Human Facility Community）より鍼灸・カイロスペシャリスト認定をいただきました。世界に認められた実力で顎関節症改善をサポートいたします！
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治療料金
・顎関節症治療は、鍼灸治療・整体療法ともに５５００円（税込み）となっております。
※初回時は、初診料２２００円が別途必要となります。
※院長希望の場合には、別途１１００円が必要となります。ご希望の方は、ご予約の際にお申し出ください。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩２分、新大阪駅から徒歩１０分、阪急京都線の南方駅から徒歩１分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のＷＨＦから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
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