顎関節症の治療法
顎関節症に限らずすべての疾患で、症状の根本から改善するためにはその症状を引き起こしている原因に対して適切な対応をする必要があります。顎関節症とは顎の周りに現れる症状の総称で、筋肉性、外傷性、関節性、変形性の4パターンがあります。
腰痛に例えた場合には、筋肉痛による腰痛、打撲による腰痛、体をひねってしまった腰痛、背骨が変形した腰痛、全く違う事が容易に想像できますよね。腰痛の場合にはそれぞれの病態に合わせた病名があり、顎関節症のようにまとめることはありません。
顎関節症がこのような大雑把な病名になった理由は不明です。ですが顎関節症という病名に治療や対策がされている事から、適切な対応がなされずに顎関節症が治りにくい疾患というイメージに発展しているのが現状です。車のタイヤが悪いのにハンドルの修理をしていてはダメですよね。
例えば 顎関節症=マウスピース
顎関節症=マッサージ これらが代表的でしょう。
顎関節症の治療にマウスピースはリスクを伴う!?
顎関節症の中で最も多いのは筋肉性顎関節症です。これは筋肉を使いすぎる事、または使い方の異常で発症する顎関節症です。想像しやすい表現に変えると疲労です。その疲労に対してマウスピースを装着して顎関節を保護する、これを先ほどの腰痛で例えると腰に疲労がたまったから腰が動かないように固定しようというのと同じです。明らかに対策が間違っていることが想像できると思います。
さらにマウスピースを装着すると70%以上の方が食いしばりを強めてしまいます。そうすると食いしばりによって筋肉の疲労がたまるので筋肉性顎関節症は悪化します。患者さんは治療と考えて指示に従順に従うことがこのような結果になっているのです。
筋肉性顎関節症だったらマッサージが最適?
筋肉に軽度の疲労がたまっているレベルであれば、筋肉を柔らかくして血液循環を良くするマッサージが最適な手段といえます。ですが、進行して筋肉の運動異常が発生、顎がすぐにだるくなる、このような状況は中等度以上です。そのため、マッサージの適応範囲を超えている可能性があります。
このように顎関節症を改善するためには、あなた自身の顎関節症の状況を正確に把握することが最も大切です。ですが自分で自分の状況を正確に把握することは難しいのが現状です。だからこそ顎関節症の専門家の治療が必要なのです。
東洋医学治療センターでの顎関節症治療
当院では顎関節症の状況をタイプ別に分類し、タイプに合わせた適切な治療を行っております。顎関節症は状況に合わせて適切な治療を行うことで、改善可能な疾患です。当院にお任せください!世界に認められた実力で症状改善をサポートします!
適応範囲
・筋肉性顎関節症(Ⅰ型)
・外傷性顎関節症(Ⅱ型)
・関節円板性顎関節症(Ⅲ型)
※変形性顎関節症の場合には、痛みの軽減を目的とした治療は可能ですが変形自体の治療はできません。そのため顎関節症の手術を行う病院と相談されることをお勧めします。
治療方法
鍼灸治療
筋肉性顎関節症に対して最も適切な方法と考えているのが鍼灸治療です。
・筋肉の緩和
・痛みの軽減
これらが顎関節症の治療に有効と考える鍼灸治療の効果です。
筋肉性顎関節症で治療を受けようとお考えになる時の多くは中度以上に進行しています。このような状況にマッサージを行ったとしても、対症療法となり根本的な改善にはつながりません。鍼灸治療は現在行われているあらゆる治療法の中でも筋肉を緩める効果の強い治療法です。
さらに運動異常が発生している筋肉に対しても鍼治療では改善が見込めます。
国連機関WHFから鍼灸スペシャリスト認定を受けた実力で症状改善をサポートします!
運動療法・整体療法
関節円板性顎関節症は関節円板と下顎骨との位置関係異常により動きが障害され発症する顎関節症です。そのため動きを正常に戻すための運動療法が有効です。
関節円板性顎関節症の中には筋肉の運動異常によって症状が引き起こされていることもありそのような場合には鍼灸治療が有効です。的確に状況把握を行いますのでご安心ください。
顎関節症治療料金
1回 5500円
※初診時には、初診料が別途2200円必要です。
※治療は鍼灸治療または整体療法を行っています。
※完全予約制で治療を行っております。お電話で予約を受け付けております。
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