顎関節症で口腔外科を受診した際にレントゲン・CT・MRIといった画像診断をされることがあります。画像診断だけで症状の全てを把握することは難しいですが、分かることももちろんあります。また、顎関節症と思っていても違う疾患が隠れている事も稀にあります。今回は、画像診断から分かる事についてご紹介いたします。
画像診断で分かる事
骨の異常
外傷後に顎関節の痛みが伴う場合には、骨折などの有無の確認が必要となるケースがあります。そのような時には画像診断によって確認することが重要です。それ以外にも、骨の関節面での変形が伴っているかを確認する場合にも画像診断によって判断する必要があります。
関節円板異常
関節円板の位置異常(転位)が起こると、関節雑音や開口障害といったⅢ型顎関節症が発症します。画像診断によって関節円板の転位やり変形を確認することが出来ます。ただし、関節円板の異常を確認するためにはMRIでの確認が必要となります。
それ以外の問題
中には、骨や関節円板といった顎関節を構成する組織の問題ではなく、腫瘍が認められるケースも稀にあります。それ以外には、炎症・靭帯の異常といった組織の問題を確認することもできます。そのため、気になる時には一度画像診断をしていただくことも必要となります。
画像診断で分からない事
画像診断によってすべての事が確認できるわけではありません。特に筋肉の状態、例えば筋肉の硬さや柔軟性を確認することは出来ません。ですので、画像上に問題がない=異常なしとされてしまうこともありますが、筋肉性症状が起こっていることも少なくありません。もちろん、画像上に何も問題が無いことは良い事です。しかし、それでも症状が現れている場合には違う問題によって症状が引き起こされている事が考えられますので、それに応じた治療を検討しましょう。
information
大阪府大阪市淀川区西中島の東洋医学治療センターです。最寄駅は、御堂筋線 西中島南方駅で徒歩2分、新大阪駅から徒歩10分、阪急京都線の南方駅から徒歩1分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、鍼師・灸師・柔道整復師の国家資格所持者による治療を行っております。
当院は日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD、国連機関のWHFから鍼灸・カイロプラクティックスペシャリスト認定を受けた治療院です。
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もし不安や、心配なことがあれば遠慮なくお伝えください。できる限りご要望に応じて、治療を進めてまいります。一緒に快適な日常生活を取り戻しましょう。
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